1,762 文字
4 分
いつからここは、これほど静かになったのだろう。 窓から薫る風がおくれ毛を揺らす感覚、春の香りは届けども、なん…
1,879 文字
(1期24話後) あなたが救いたかった世界はなんだ。 あなたが守りたかった世界はなんだ。 あなたが求めた世界…
1,532 文字
「俺たちは、ソレスタル・ビーイングなんて気違いな集団が出てきちまうような世界に生まれなきゃ出会わなかったわけで…
2,630 文字
6 分
0530時、起床。 ソーマ・ピーリス少尉の朝は早い。一般兵の通常起床時刻は0600時であるが、少尉がこの時…
1,332 文字
3 分
ロックオン・ストラトス。 初めてその名を聞いた時は、なんてふざけた名前なんだと思った。 いくら偽名といえ…
3,765 文字
8 分
街中のコンドミニアムというのは、交通の便はいいかもしれないが夜中でも騒音が絶えず、しかもその騒音というのが罵…
3,041 文字
7 分
(1期23話後) 明けない夜はなく、止まない雨はないと古の詩人は歌った。それは真理でありながら、どうしようも…
2,655 文字
宇宙には夜も朝もないが、今は当直を除いては皆が眠りについている時間。ふと喉の渇きを覚えて部屋を出たロックオン…
1,338 文字
あなたが下さった花の苗は、私の庭にしっかりと根付きました。 五月、皐月。空は真夏に遜色ないくらい真っ青に晴れ…
2,447 文字
5 分
「……好きだ」 彼とこうして相対するのは一体何度目のことだろう。呼び出したはいいが、結局違う話題でお茶を濁して…
140 文字
1未満 分
――セクシーなの(奇人) 年を重ねるごとに艶を増す美声 落ち着いた大人の美貌 ――キュートなの(鳳珠) 物陰で…
3,708 文字
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったもので、あちこちで猛暑と騒がれた今年の夏もそろそろ終わりに近づいていた。…
7,479 文字
15 分
《あれ》は、こんなに薄暗い室でのことだっただろうか。 周りを取り囲む大人たちの、誰一人の表情とて伺うことはで…
214 文字
「なんで貴様らとお揃いの服を着なければならないんだ……」「はあッ!? それはこっちの科白だぜ黄鳳珠。つーか、貴…
6,181 文字
13 分
駆け出しも駆け出し、国試に合格して一年にも満たない新米官吏にとって、公休日が七日に一度きちんととれることなど…
180 文字
「楸瑛は藍家を勘当されたのだったな」「は? ……ええ、まあそうですけど」「藍家とは一切関係ないそなたが、しかし…
1,462 文字
いかなる恵みぞ かかる身をも 妙なる救いに 入れたもうとは この身も嘗ては 世の闇路に 彷徨い出でたる も…
192 文字
「ふむ、柚子の花言葉は『健康美』『恋のため息』……」「……なんでそんな微妙な目で私を見るんですか。悪かったです…
250 文字
「はあ……」「どうした柚梨」「……なんで私はこんな名前なんでしょう。柚子に梨、両方とも果実の名でまるで女性のよ…
201 文字
ある風の強い日のこと。 「? 悠舜さんどうかしたんですか?」「目に塵が入ってしまったようで……。さっきからど…