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毎年飽きもせず、新しい桜の歌が歌われる。今年もその季節がやってきた。 菊やすみれや、杜若の歌はないくせに、…
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おれは真っ暗な道を歩いている。 目を凝らしても、一歩先すら見えない道だ。 足元だけが、うすぼんやりと闇の…
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妙に肩が寒々しくて目が覚めた。 一番目覚まし鳥もまだ鳴いていないが、分厚いカーテンの隙間から薄らと光が差して…
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「うーみーはぁひろいーなーおおきーいーなぁー」 久しぶりに王都ではなくヴォルテール領に流された僕らは、海に面…
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今日は茶州から久しぶりに帰ってきた同僚に会う用事がある―― そう言って、新年早々からの残業を満月が完全に昇…
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「アメリカ、この皿をしまってくれないか」 「うん。えーと、この棚でよかった?」 些細なことである。 たとえ…
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――ND2019、キムラスカ・ランバルディアの陣営はルグニカ平野を北上するだろう。軍は近隣の村を蹂躙し要塞の…
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道 地平線まで真っ直ぐな道が続いていた。 というのは些か大げさだろう。なだらかな起伏が道の先を消して、疑似…
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結界というのはまず内なるものを外敵から守るために張られるものであるから、外側からの侵入は不可能であってもその…
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かつて、セーシェルを見つけたのはフランスだった。普通の人間が寄りつかないような岩場の海岸で一人膝を抱えていた…
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日本はイタリアに対して、漠とした憧れをもっている。 憧れと言うだけならば日本は、アメリカやイギリスをはじめと…
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そこは住宅街の外れにある、手入れのされていない木々に囲まれた、ほんの小さな墓地でした。 どこかのお寺のお墓…
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その人は意外なほどにあっさりと出迎えてくれた。「遅かったな」 大瀑布を背にした玉座が、絨毯に長い影を落として…
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相馬光也が学校に戻ってきて一週間。階段から落ちて意識不明だと知らされたときにはクラス中騒然としたものだが、本…
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昔、何かの折に聞いたことがある。神を信じないと公言する者は、一度は誰よりも神を信じ、そして裏切られた者なのだ…
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特別な用事があったわけではない。しかし何かのついでというわけでもなかった。暫く顔を見ていないなと、スケジュー…
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「死ぬんですか」 まるで道ゆきでも尋ねるような気軽さだった。どちらまで? ちょい寺町までお参りに。今日は縁日さ…
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結局、イギリスがフランスに髪を切らせたのはその一回きりだった。 一度切ってもらった結果があんな風だったこと、…