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お題メーカーより:お題は「冬の虹」「手袋」「おでん」です。
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その朝、図書館の池に棲む謎の生物は、普段とは違う気配に目を覚ましました。 図書館の池に棲む謎の生物というから…
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駅前通りの交差点。信号待ちのその間、花袋は何の前触れもなく、視界に入る紅色の正体をふ、と掴んだ。「あ、なるほ…
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先日の大磯以来、花袋の心はすっかり旅づいてしまった。普段は何気なく過ごしているが、本人も無意識のうちに、ふと…
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嵐は前触れもなくやってくる。 そう、今日がたとえ十二月三十一日、大晦日の朝であろうとも。「おうおう田山! こ…
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空を飛ぶ夢を見た。 どうにも重くてままならなかった体がするりと脱げて、これで自由だと歓喜して空へと飛び上がる…
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非常に強い勢力を保って本州に上陸した台風は、ここ帝國図書館にも小さくない爪あとを残していった。本館のステンド…
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夜は、まだ明けてはいなかった。 霞んだ視界に映り込んだ医務室の天井は薄青く染まっている。だが壁時計の針を読む…
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読書の合間、目の疲れを覚えた花袋は束の間、窓辺からぼんやりと外を眺め下ろした。図書館の庭に、薄暗い空からぼた…
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五月の上旬に母の日なる記念日があって、その日は日頃世話になっている母親に花を贈る日だそうで、転生文豪たる彼ら…
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独歩に近づくと妙に甘い匂いがすることに最初に気がついたのはいつの頃だったか。洒落者で通っているあいつのことだ…
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(柏餅散策台詞バレあり) 朝からずっと部屋を留守にしていたと思った独歩は、午後になると猛然と机に向かって何事…
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ミズキの葉の薫風にそよぐ麗らかな午後のことだった。 その木のたもとで独歩はやおら瞼を持ち上げる。葉の隙間から…
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——今日は田山さんと国木田さん、一日お休みです。 朝一で潜書室に向かった二人に、司書はすげなく告げた。なんで…
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(学スス設定) 静かだった校内にはざわめきが戻っている。入学式が終わったのだ。 教室へ戻る人の波に流されなが…
唇と唇が離れた後、独歩はひどく満足を覚えて自然と溜息をついていた。 十代の子供のような接吻だった。目を瞑って…