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規則正しくノックを三回。どうぞ、と中から声がして、ヒースクリフは慎重に、部屋の扉を押し開けた。「失礼します……
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深夜、目が覚める。 心臓が割れそうな速さで鳴っていた。吐く息が荒い。背中をじっとりと冷や汗が濡らしている。ベ…
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幼い頃はよく熱を出して寝込んでいた。 そう言うと、大抵の人は「信じられない」とか「冗談だろう」とか、驚きをあ…
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その日の朝、王家の食卓には珍しく四人の姿が揃っていた。 中央の国の現君主である父、その妻で王妃の母。父のただ…
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ここは寒い。凍えそうに寒い。 冬でも滅多に雪の降らない中央の国、そのなかで最も尊い血の流れる一族が住まう城…
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雪乞鳥という鳥がいる。 春から秋にかけてを北の国で過ごし、厳冬期を中央の国で越える、冬鳥。白銀の羽に青い目、…
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(アニバイベスト後) 誓い 結局、アーサーが魔法舎に戻ることができたのは、あの夜から丸一日以上が経過した、次…