「はあ……」
「どうした柚梨」
「……なんで私はこんな名前なんでしょう。柚子に梨、両方とも果実の名でまるで女性のような……。それに比べてあなたはいいですよね、鳳の珠だなんて壮大で優雅な名で。まあ、鳳珠だからこそ似合う名ですけど」
「私は柚梨の名もいいと思うがな。香り高い柚子、甘く瑞々しい梨。両方とも有利にぴったりだろう?」
「そうですか……? まあ、あなたがそう言ってくださるなら……」
「それに、梨尻柿頭といってな、梨は尻のほうが甘いということわざが――」
「あああああなたはなんて言うことを真顔で……!!」


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